トマトでアンチエイジング

<なぜトマトは赤いのか>DENNGIHA_1.GIF - 13,921BYTES

 トマトの赤い色は、最近良く聞かれるリコピンという色素がそのみなもとです。

 リコピンは、植物の色素のなかでカロテンと言われる仲間の一種で、このカロテンには、有名なビタミンAのもとになるβカロテンも含まれています。

 カロテンは、植物が光合成を行う時に発生する活性酸素を中和する抗酸化物質で、葉っぱのなかにあまねく存在する、植物にとっては重要な色素です。秋になって葉っぱが黄色くなるのは、光合成する葉緑素が少なくなりカロテンが見えるようになったためです。

 このように、植物の抗酸化を担っているカロテンのなかでも、トマトに多く含まれるリコピンは抗酸化能力が、βカロテンなどの一般のカロテン類より2倍ほど強いことが研究結果として調べられています。

 

 <トマトの気持ち>

 葉っぱの中のカロテンは、植物自体にとって発生する活性酸素を中和するために必要ですが、トマトの実の赤い部分は、葉緑素も無いのになぜリコピンで赤くなっているのでしょうか。

 これは、長い進化のなかで、トマトの子孫繁栄のための「種子」が入っている実を、鳥とか動物に食べてもらうことで繁栄したあかしと言われています。

 鳥類や動物は、本能的に栄養の多い実をたべる訳ですが、その淘汰がおいしいトマトを生み出す原動力となったようです。

 事実、この原動力は現在も活発に作用中で、トマトはよりおいしいトマトへ品種改良が現在進行形です。

 

 <リコピンを効果的に摂取するには>

 コエンザイムQ10の項でも説明しましたが、多くの抗酸化物質は、脂溶性です。リコピンも同様で、ヒトのからだへ効果的に吸収するには、脂に溶かす方が効果的です。(植物のなかでは細胞中の色素として脂とは結び付かず働いているのですが動物が吸収するには脂が必要とは変な話ですが。)

 そう、ですからサラダに油のドレッシングは全く理にかなっているのです。イタリア料理も、トマトを使う場合はよくオリーブオイルを使いますが、全くこれも理にかなっています。

 油を使う場合は、植物油がよりヘルシーです。また、牛乳も適度な脂質を含んでいるのでトマトとの相性は抜群と言えるでしょう。

 トマトの気持ちを受け取り、健康的なからだを継続するために、おいしいトマトを効果的に食べましょう。