フラボノイドの力

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 植物の花や果実は、植物にとって子孫繁栄の重要な働きを行うところです。

 フラボノイドは、おもに花や果実に含まれる黄色、赤、紫の色素です。

 花や果実は光合成をしませんから、抗酸化物質などは必要ないのですが、種子拡散のために、動物にとっては必要な種々のフラボノイドを濃化させます。

 植物は動物の気持ちなどは考えることはできないでしょうが、あたかも動物の生態を理解したような花や果実を作ります。

 これも、長い進化のなかでの取捨選択の結果と考えられているわけですが、本当に不思議です

 

 フラボノイドを豊富に含んでいるとされる食品

 チョコレート、 ココア、 緑茶、 紅茶、 ワイン

 ぶどう、食用菊、そば、たまねぎ、大豆、ブルーベリー、レモン

 

 ブルーベリーのフラボノイドはアントシアニンといわれ、つかれ目などに効くことでサプリメントなどで有名です。

 大豆のイソフラボンもフラボノイドの一種です。

 お茶のカテキンも、フラボノイドが重合した複雑な化合物で、抗酸化や抗菌作用も報告されています。