リコリス(インドからの薬草)

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 アーユルヴェーダとは、インドでそれはそれは昔から伝わっている薬草学のことです。考え方は、日本でいう「漢方」の考え方に近いものがります。

 むしろ、インドの歴史は中国より古いものがあり、漢方のルーツは、アーユルヴェーダそのものかもしれません。

 そのなかで、1990年代に20億円もの費用をかけて、始まったアメリカのガン対策植物調査で、トップの座を勝ち取ったのが、写真にもある、リコリス(甘草)です。

 日本では漢方薬にはいっている薬草程度の利用方法しかありませんが、リコリスの根(一部の種類は根茎、を乾燥させたもの)は、アーユルヴェーダではよく使用されているハーブで、世界でも古い歴史を持つ伝統的なハーブです。

 日本にも奈良時代のころ、唐文化とともに渡来し、正倉院にも保存されています。

 ショ糖の50倍もの甘さがあるため、醤油、お菓子の甘味料としても使われています。

 北欧の代表的なお菓子(リコリス飴)にも、リコリスが入っています。

 グリチリリチンを、2.5%含んでいて、肝機能障害、アレルギーに有効とされ、内服薬或は輸液に製剤化されています。  グリチルリチンやその他のカンゾウから得られる物質は、消炎作用や美白の効果を持ち、医薬だけではなく、化粧品、医薬部外品の原料としても重要とされています。

 

 

 <デザイナーフーズ計画>

 1990年代にアメリカにおいて、20億円の規模で実施された、調査活動です。全世界の食用植物の健康効果に関する文献・調査実績から、ガンに対する効果のある植物を徹底的に調べ上げました。

 リコリスはその調査結果の、最重要度グループの一つだったのです。