色を感じる目のアンチエイジング

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 放射線と生物の関係を考えるうえで、放射線を含む電磁波と生物の関係を考えることは重要です。

 光を感じる網膜は厚さ約120ミクロンで、8層構造をしています。光を感じる視細胞には明暗を認識する桿体(かんたい)細胞と、色を認識する錐体(すいたい)細胞があります。明暗を感じる桿体細胞は500nmの光(緑色)の強弱を特に敏感に感じるロドプシン(オプシンというタンパク質とビタミンAの複合体)を持っています。色を感じる錐体細胞には3種類のヨドプシン(ビタミンAは同じですがオプシンのアミノ酸配列の違いで3種類になっている)があり、青(437nmに吸収のピーク)、緑(533nm)、赤(664nm)の波長(色の3原色)をそれぞれ感じることで色を認識します。

 ここで、重要なことはロドプシンやヨドプシン中のビタミンA複合体がそれぞれの感じる光を浴びると、つまりエネルギーが与えられると構造がシス型からトランス型へ変化し、その化学変化を最終的に脳が認識して色を感じていることです。

 ビタミンA複合体のシス型トランス型の変化の詳しい挙動は現在解明中とのことですが、エネルギーの受け渡しが関係するのである種のラジカル状態が関係しているそうです。

 また、網膜細胞へは、太陽光線のうちエネルギーの高い紫外線も当然入ることになり、その影響でフリーラジカルが発生することは事実です。

 以上のことから、目のアンチエイジングには、ビタミンAと抗酸化性物質が重要であることが理解できます。

事実、抗酸化物質であるポリフェノールをたくさん含む「ブルーベリー」が目に良いことは世界的にも有名です。

 

 

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